桐始結花 (きりはじめてはなをむすぶ)
夏が始まる頃に花を咲かせ、真夏の猛暑の頃実を結び始めるといわれる桐。
昔、我が家の庭先には桐の木が植わっていました。
日本には、女の子が産まれると桐を植え、嫁入り道具として桐箪笥をつくって持たせるという風習があったそうで、父親がわたしの誕生を記念して植えてくれたものでした。
桐は成長は早く、短期間で木材が得られる樹種で、防湿効果や防虫効果も高いようです。
昔の人は、植物の個性ばかりではなく、その成長のスピードと人間の成長の時間の重なりを意識して、こういった風習を育んできたのですね。
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