2011年10月5日水曜日

 柴田トヨさんの詩「百歳」を読む 90歳の母


昨日、青葉区のあざみ野地区礼拝に行く途中、はぜに架かった稲穂と、脱穀風景を見ました。
思わず懐かしくなり、帰りに車を止めて写メしました。
長野(上田)の風景とダブりました。父は耕運機や脱穀機を持っていたので、農繁期は大忙しです。
父が他の家の仕事を請け負うので、母も自分の家の農作業に大忙し・・・好きな仕事はりんごつくりでした。
夜になって、母と娘と三人でトヨさんの詩を分かち合いました。

「百歳」
私 来年になると百歳になるの
奉公 戦争 結婚 出産 貧しい生活
いじめられたり 悩んだり
辛いこと 悲しいことも あったけど
空は 夢を育み  花は心に潤いを
風の囁きは 幾たび
私を 励ましてくれたことだろう
あっ という間の九十九年
両親も夫も お友達も
みんな 逝ってしまった  でも 次の世で会えるわね
私 笑顔で会いたい 
そしていろいろなこと  話してあげたい
百歳のゴールを 胸を張って駆けぬけよう

「たくさんの苦労はあったけど、いじめられたことはなかった」
母さんが一言、言いました。

0 件のコメント:

コメントを投稿